デグーのペレットについて
今回はペレットについて説明していきます。
ペレットの位置づけ
★ペレットとってなに?
「ペレット」とは、粉末状のものを円筒状の形に固めたものです。
ペットフードでペレットといえば、細かくした原材料を固めて作るドライタイプのペットフード、固形飼料のことをいいます。
ペレットは「ハードタイプ」「ソフトタイプ」という2つのタイプがあります。
ソフトタイプは歯に負担をかけすぎない硬さになっています。
ハードタイプはかなり硬くて歯への負担が大きいといわれています。
SNSでデグーのペレットを見るとソフトタイプが好まれている傾向です。
★なぜペレットが必要なのか?
野生のデグーは何種類もの植物を食べて暮らしています。
チモシーはデグーの主食としてとても優れたものですが、それだけでは栄養に偏りがでてしまいます。
牧草だけでは摂取できない栄養素を摂取させるために、補助的にペレットを与えるとよいです。
いろいろなモノを食べさせれば良いのですが、食べられる量には限りがあり、またバランスよく食べてくれるとは限りません。ペレットなら、多くの原材料を粉末にして混ぜ固めたものなので、バランスよくさまざまな栄養を摂ることができるのです。
★ペレットの注意点
ペレットと牧草の大きな違いは、食べるときに歯をどのくらい使うかです。
牧草は歯を使ってすりつぶさなくては食べられません。
ところがペレットは砕けやすく、すりつぶすという動きをしなくても食べることができます。ペレットをたくさん与えていると、歯が部分的にしか削れず不正咬合など歯のトラブルを起こしやすくなります。砕くという動きが多くなると、歯根に負担がかかることも考えられます。
ペレットの選び方
一番良い方法はデグーを購入したペットショップで、いままで食べていたペレットを教えてもらうことです。購入したデグーも問題なくペレットを食べてくれます。
その際、成分表や原材料を確認しましょう。
タンパク質が多すぎない、繊維質が多い、脂質が低い、カロリーが低いといったことや、原材料に牧草が多いといった点に注目して選ぶとよいです。
もし気になることがあればペレットを変えることを考えます。
ペレットは、できるだけ賞味期限が明記されているものを選んでください。管理しやすいです。
ペレットの与え方
ペレットは表示された量や体重の5%の量など、一定量を計って1日の決まった時間に与えるようにしましょう。ペレットが常に食べられる状態にしておくことはあまりよくないです。一般に牧草よりも嗜好性が高いので、食べ過ぎることがあります。
ペレット以外に乾燥野菜などがミックスされているものは、ペレット以外のものばかり食べてしまうことがあります。そうなるとペレットの長所である栄養バランスがとれないので、注意が必要です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。